自分のやっているプロジェクトに喋るTシャツというTシャツブランドがある。コミュニケーションを生むTシャツである。毎回テーマがあり第一弾は出身地、第二弾は感謝だった。
その新作である第三弾をどうしようと考えていたところ”平成”というワードが浮かんだ。
そこから平成最後の夏がトレンドワードであったこともあり、そこにコミュニケーションを絡めたいと思った!
平成がテーマのコミュニケーションをコンセプトとしたTシャツを多くの人に届けたい。そのために何ができるだろうと考えた時に思いついたのがこの平成アイコンジェネレータだった!
逆算的には日本のコミュ力を上げたい→みんな着るTシャツからコミュニケーションを生みたい→第三弾の平成がテーマのTシャツを広めたい→そのためリアルではなくSNSから平成をコミュニケーションへ→皆が使うアイコンを平成の生まれ年にするのは?→平成アイコンジェネレーター
この流れであった!目的からの逆算が正解を作る。
もしこれが新規のサービスでコミュニケーションという目的がなければちぐはぐな戦略になっていただろうし、一貫性のあるアイデアも生まれていないはず。
過去の成功体験と類似WEBサービスを参考にした
リアルではなくSNSから平成をコミュニケーションとする。これは思いつきそうだけど、なぜSNSアイコンに着目したか。
それは過去のクラウドファンディングでの成功体験があった。
喋るTシャツ第二弾のクラウドファンディングでクラファンURLをシェアしてくれた方にアイコン作成のキャンペーンをやったところここから大きく支援金額を伸ばせたことがあったのだ。
ちなみにシェアしてくれた方への返信で画像をプレゼントするため、自分のフィードが画像だらけにもならない。(100連続くらい画像だらけになるとフォローしてくれる人が嫌がるから)これも良かった!
自分自身がデザイナーであるため、画像の制作はテンプレを作って対応したが、それでも手動はめっちゃ大変だった!
そんな思いもあったが今回も手動で各年号をデザインしようと思っていたところTwitterでアイコンをインスタ風にするというWEBサービスがバズっており目にした。
開発者の方が振り返っております↓↓
#ハッピーハッピーリング 開発備忘録🌈🌈
と考え、早速いつも依頼しているWEBエンジニアに伝えたら「できそう」とのことでリリースに至ったのだ!
過去のどの経験が活きてくるかは分からない。クラファンでのアイコン制作の経験がなければそもそも発想に至ってない。ただ活きてくる経験とは過去に今マジになった経験のみだと思うんだ。
そしてハッピーハッピーリングを見ていなければ時間もなかったし手動で作っていただろう。嫌味でもなんでもなく新しい自分の挑戦ができました!この場を借りて制作者の方々ありがとうございます!!
会社組織でなくてもチームを作る。チームによりスピードをだす
実は喋るTシャツ第三弾のテーマを平成と思いついたのは6月20日の夜だった。ここではいかにスピード感が重要だったかそしてそのスピード感を出すためにやったことを書く
その前にスケジュールを確認すると
6/20 平成をテーマにすると思いつく、その日の夜中にロゴ案を作成
6/21 相方にテーマとロゴ案を説明、テーマはいいが、ロゴ案が分かりづらいとしボツに。
6/26 複数案をボツにして新ロゴデザイン確定、サンプル発注、撮影モデル探し始める
7/3 エンジニアにジェネレーターできるか相談
7/6 ジェネレーターWEBデザイン完成
7/7 モデル撮影①
7/9 ジェネレーターシステム実装完了
7/10 モデル撮影②と平成アイコンジェネレーターをリリース
7/11 ジェネレーターアップデート。BLACKとWHITEの選択、回転を可能に
7/13 平成ゆとりTシャツHPデザイン完成&昭和生まれの人のためロゴ無料配布
7/16 Twittrシェア各年の生まれ別でリスト500人作成
7/18 平成ゆとりTシャツHPをリリース&販売開始&ブログ更新(この記事)
ちょうど1ヶ月である。ずっとバタバタしていた、、、し色んな人に頑張ってもらって迷惑かけた。。。それでもやっぱり楽しかった。。。
今回の多くの人に利用してもらえたのは確実にこのスピードが関係してました。
会社なんかに比べると遅いとは思うけど、ちっぽけな自分だからこそ色んな人の参考になるんじゃないかと思いLINEを辿ってスケジュールを明らかにしてみた!
ではこのスピードはどうやって生まれたか再現できる形で解説すると”チームメンバーを組織しとく”。
自分の会社は自分1人しかいないんですが、フリーランスもそうですよね。会社組織でなくとも信頼できるチームメンバーを作っとくの超重要だと感じた。
仲間はフリーランスであったり、会社に勤めてたり。カメラマンもキャスティングもWEBエンジニアもチームメンバーがいたからすぐに依頼できたしコミュニケーションも円滑だった!
特に今回の場合、6/20に思いついて平成最後の夏に間に合わせないといけなかったからスピードが超重要だった。
テンションハイで走る、走る、走りまくる!!自分の好きなことには特にその力があるよね。
最初のブーストがつくよう日頃からフォローワー増やすことを意識していた
全くフォローワーがいない状態ではこのようなシェアは確実に起きなかった。
普段から役に立つようなツイートを心がけ共感してくれる人を増やしていたから起こせたのだと本当に思う。
自分がフォローワーを増やしたい理由はこれに尽きる。自分が作りたい世界を、広めたい思想を企画やサービス・商品にのっけて実現するためだ。それが人のためになるからだ。
だから普段のツイートは貢献を意識している。これを窮屈だと思ったことはあまりない。TwitterがSNSの中で一番好きだ!!
関連記事:フリーランスとは?反応の良かったツイートからなるために必要なことが分かった
最初のブーストに置いて自分自身が多少でも影響力があるかどうかは重要である。もちろん影響力やフォローワーには上には上がいて終わりがない。だけれどもある分に越したことはない
ちなみにTwitterの戦略は全然なくて、自分のツイートの反応の良い時間帯を割り出し、反応の良いジャンルの内容を人の役に立つであろう内容でツイートをしているだけ。
面白いは比べることができない。だからこそ比べることのできる影響力やフォローワーが面白いを広める力になる。
広告がなかったからインフルエンサーが取り上げてくれた
この平成アイコンジェネレーターには広告がなかった。アドセンス広告という広告形態が好きではない。
だからこのブログにもアドセンス広告は貼っていない。見る人からしたらどう考えても邪魔でしかないからだ。ブログもデザインも作品だ。自分の作品に広告で邪魔すんな。
平成アイコンも広告がついてたとしたら世界観が崩れた。世界観とか言えるほどじゃないかもだけどこれは自己満足の世界だ。広告があったらこんなにシェアされてなかった。
広告がないことでシェアされやすい、そしてもう1つメリットがある。それは広告がないことでインフルエンサーも取り上げやすいうことだ。
インフルエンサーは人一倍、自分の投稿にプライドを持ってる人が多いし、自分というものをとても大切にしている。だからこそ広告くささを出すことを嫌がる
この広告のない平成アイコンジェネレーターもインフルエンサーに取り上げられて加速した!!
こういった時に面白がって乗っかってくれる人は本当に嬉しいしありがたい。やはりインフルエンサーの力は強えぇ。自分が今よりもっと影響力を持ったとしても面白いと思ったものは素直にシェアできる自分でありたいと思う。
改めてシェアしてくれた800人の方ありがとうございます!!!!
サービスの作成者ではなく、サービスを使う人が主役であった
実はこれは俺が2年ほど間違えていたことだ。2年ほどいかに自分が面白いかを発信していた。
この企画面白いでしょ!!これ作った俺面白いでしょ!!みたいな感じ。
関連記事:1年で19コの企画を実行して分かった実行力以上に必要だったこと
サービスの設計はこんな面白い自分を見て!じゃうまくいかない。これは3月にリリースした自身初のアプリから学んだんだ。
じゃあどうすれば上手くいくかといえば、使う人をいかに主人公にできるかである。どうやったらみんなが主役になれるかを必死に考える。それは自分ではないのだ。
アプリもその人自身を主人公にできた。そして平成アイコンも使った人のアイコンが変わりそこからコミュニケーションが生まれたりして自身が主役となった。
Tシャツもそうだ。アプリもアイコンもTシャツも所有しているのはその人たち自身である。傍観者ではなく、主人公に。人が自分の人生を通して自分の物語を体験するツールを作ることなんだ。
まとめ
戦略かって言われたら正直全然戦略じゃねぇんだ。行き当たりばったりで、バカだから何が当たるかも、何が正解も分からないけど走って走って走った。そしてまたギリギリにこの記事を走り書きしている。
飯なんかどうでもいい、風呂なんかどうでもいい、寝ることなんかどうでもいいんだよ。ただただ先の見えない未来を全力で楽しむ。
この平成アイコンだって、平成ゆとりTシャツだって、本当に新しいコミュニケーションを生むと思うから、そこから始まるその人の新しい物語の一部になれると自分が本気で思うからやってるだけだよ。
ということで6つの理由を考察してみました!何か参考や刺激になれば嬉しいです!
今マジになる。正解はやっぱりただそれだけだったよね。
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