こんちはっす!脳内アーティストSHUN INANUMA(@shuninanuma)です!
世界最小級のレゴブロック”nanoblock(ナノブロック)”をご存知だろうか?
最小サイズは4×4mm(従来ブロックの半分サイズ)。世界最小級のブロックである。
大人が没頭できる全く新しいホビーとして誕生し、お城や海賊船、ディズニーとのコラボなど現在多数の種類が発売している大人気の”大人のおもちゃ“である。
おいおいおいおい!今、大人のおもちゃと聞いて、ニヤッとした奴!!!!
仲間です。
下の動画は15秒CM。楽しそうな雰囲気がばっちり伝わる。好きナノ、つくろう、ナノブロック。
ルールを定める
選んだのは動画にも登場したこちらの東京タワーnanoblock。
商品とは別にナノブロック専用のパッドや、専用のピンセットが売っていた!これはハマる人いますね。
そんな世界最小級のレゴブロック。ピンセットを使うような4mmのレゴブロック。好きナノ、つくろう、ナノブロック。
ただ作っても面白くない。俺は遊びにマジになるんだ。
もっと面白くなるように、ルールを定めた。
手を使わずに、世界最小級ブロックを組み立てる。
そうなんだよ。楽しくなるときはいつも、ルールが加わった時か、ルールが外れた時だ。
今回も例外ではない。手を使わないという特殊ルールが加わった。涙と笑いの先に衝撃の結末が待っていた。
無名の俺たちの知られざる戦いの物語。
そして今回も頭おかしい1個上の友達、山下(山P)を連れてきた。
山Pが主役の過去記事はこちら→【閲覧注意】フーセンガム100個食べて巨大フーセンを作る。
手を使えないので、前日にオーストラリアから帰国した後輩カメラマン伊田を強制召還!
冬に日焼けしてやがる笑
手を使わなければ何を使うのか?
手を封じ込める為に、使ったものはこれだ。”アンビタッチ”
アンビタッチは、一度はめると外れない。
手を封じられた俺らがどうやって作るんだって??
簡単だよ。
頭脳がある。
俺ら人間の脳からは知識が出てくる。
そしてもう一つ、
鼻水が出てくる。
拭き取れない。
箱開封!苦痛が俺らを容赦なく襲う!
さぁ!いよいよ箱開封だ!!
足を使って箱を空ける。もちろんセロハンテープが付いたままのほやっほやの状態だ。
2人で協力をする。箱まで綺麗に取っとくコレクターには申し訳ないけど、ビリビリにしてやった。
出てくる出てくる!くっそ小さい!!
思ったより小さくて笑うしか無いwww
とりあえず手は使えないから
足で袋を破る!
口で破る!
足で広げる!
足がつる。
組み立て開始!綺麗な芝生で土台作り!
さぁ説明書を見てみよう。
先ずは土台となる芝生からだ!ここは土台となる部分だから綺麗に敷き詰めたいところ。真ん中だけ空けてあとは順序良く並べればOK。
ここをしっかりしないと手抜き工事と国民から非難を浴びてしまう。要注意ポイントだ。
綺麗に綺麗に2人で協力して組み立てていく。
一人が支え、一人がはめ込む。それを交互に何度も繰り返す。
一つのものを仲間と作る感覚はたまらない。丁寧に作る過程で得る作品に対する愛は何にも代え難い。
たかが芝生。されど芝生。綺麗な芝生にそびえるタワーはいつもにも増して素敵だから。
土台の芝生。完成形がこちら。
後戻りはできない。
頑丈なタワーは足下から。
タワーの4つの足を支える足下はコンクリートのライトグレーで間違いない!
気が遠くなる様な作業。時代を彩る建造物。今まさに、この手で、いやこの足で作りあげている。
立ち上がれない。
生物の進化とは恐ろしいもので、危機に直面すると、環境に適応しようと進化する。
手を使わなければ足が発達する。
この短時間でここまで指が広がるとは。見事な指開脚。体操選手だろうか?
パッと見は問題無し。こちらには予算も時間もリソースが無い。下請け業者の定めである。
ですがね、下請け業者でも俺らの手にかかればチョロい。
いつのまにか設計書(説明書)とは異なる、立体的で奥行き感のある現代建築に昇華していた。
後戻りはできない。
上へ上へと積み上げる
ここからハイペースで上へ上へと積み上げていく。
ものづくり。巨匠の足。もはや手にしか見えない。
手違いの、足違いのミスも多くなり、時間が経つにつれて2人の意見が合わなくなってくる。
ゴールは同じ。誰もがより良いものを作りたい。だから衝突する。現場は常に戦いだ。
汗水が垂れる。
鼻水も垂れる。(2度目)
ついに完成!
作業から数時間が経過した。
後半の説明書はこんな感じだ。
赤と白を交互に重ねて、とことん上に積んでいく。
最後にちょこんと先っぽを装着したら東京タワーの完成だ。
建物が作られる過程には多くの人間が関わっている。
今回のこの企画は2人で作ったものではない。開発者がいて、メーカーがあって、デザイナーがいて、運送業者だったり、販売店も。
何百、何千の人間がこのプロジェクトに関わっているのだ。
そんな想いに浸りながら、最後のパーツに取りかかる。この東京タワーが完成すれば電波が届く。誰もがどこでも電波を受信できるのだ。
プロジェクトXのOPが2人の頭に流れる。
数々の思い出が走馬灯の様に蘇り、おれらは見つめ合い、小さく頷いた。
緊張の瞬間。
完成した。ついに完成したのだ。
反対の声も多かった。それでも諦めなかった。
物事なんて解釈であとからどうとでも言えるけど、今は、本心でこう言える。
「おれ、やったぞ」って。
東京タワー完成しました。
おわり。
稲沼がやっているコミュニケーションがコンセプトのTシャツ47都道府県分あります!!↓